胡将

DSC_1915 - コピー

改装工事でお邪魔しているお客様宅。

そのお宅には藤本良和の法隆寺百済観音を写した仏像も見事な離れ座禅堂があります。

そこは瓦床や天井、白壁や花頭窓が醸し出す何とも静かな気持ちにさせられる癒しを通り越した空間。

とても好きで「また入らせて下さい」と毎回入らせていただくのですが・・・

そこに並べられている胡将(拝殿で使われる折り畳み式の椅子)が中村谷製なのだと教えて下さりました。

「ここを建てる時、中村谷に母の古い龍村帯を使って作って貰ったのよ」と。

私は知らないずうっと前のことですが、何だか素直に嬉しく感慨深く、感謝の気持ちが溢れました。


TOPへ